Chiyo Hagiwara
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アーティスト情報

萩原千代

萩原千代は、夭折の天才作曲家カール・フィルチュ作品の日本での第一人者として注目されているピアニストである。東京音楽大学卒業後、ルーマニア国立トゥルグムレシュ交響楽団及び同国立ディヌ・リパッティー交響楽団などと共演を重ねる。その間、ショパンの愛弟子であるカール・フィルチュ(現ルーマニア領出身)の作品と出会い、フィルチュ研究の第一人者であるCsíky Boldizsár氏に師事した。2010年と2012年の2回にわたり「カール・フィルチュの世界」と題し、旧東京音楽学校・ 奏楽堂にて日本初演となるリサイタルを開催。知られていなかったフィルチュの作品を紹介し、音楽誌などで高く評価されている。 ルーマニア以外でもフランスで定期的なサロンコンサート、リサイタルで演奏。バロック、古典期の作品を美しい音色と精巧な解釈で演奏するピアニストとして称賛された。2016年6月にフィルチュの日本初盤となるCD「ショパンの愛弟子 若き天才作曲家 カール・フィルチュの世界」を発表。その中の数曲がNHK「クラシックの迷宮」でとりあげられ、放送された。またそのCDに関する情報は日本経済新聞 文化面に大きく取り上げられた他、音楽雑誌にも数多く取り上げられている。 2017年4月、ビルボード・クラシック・ジャパン・トップ・アルバム2週連続第1位。 その他にもユニークな活動として、「かのやばら園」(鹿児島)での、”世界の野ばら 91曲全曲演奏”や、同地で瀬戸口藤吉コンサートを開催している。またミュージカルや海上自衛隊に嘱託され「第1航空隊隊歌」(2009年)などを作曲している。 最近の話題では、カール・フィルチュの2枚目のCDが、2018年、クラシック音楽の月刊誌「レコード芸術」9月号にて準推薦盤に選ばれている。同年9月、クルージュを含む多くのルーマニアの都市に招かれ、カール ・フィルチュを中心としたプログラムでコンサートツアーを行う。話題性の大きいそのプログラムと演奏の音楽性は高く評価され、各都市で絶賛された。2019年9月、ルーマニアを代表する作曲家、ジョルジュ・エネスクも招かれ演奏したシナイアのペレシュ城でピアノリサイタルに招かれ演奏する。ルーマニア国立ディヌ・リパッティー交響楽団と長きにわたり尾崎晋也氏と共演、バッハのピアノ協奏曲全曲を演奏している。 2020年7月には、自身初のオリジナルCD ピアノ組曲"詩と舞""海"を発表。 同年同月には"萩原千代写真展"を京都にて開催。 2020年より久乗おりんを使って独自のスタイルで演奏する千尊鐘(せんぞんしょう)の第一人者。日本で古くから親しまれている鈴(りん)と、さまざまな楽器と組み合わせた自由な現代音楽を創り出している。2021年3月に千尊鐘初のオリジナルCD "千尊鐘""組曲 天岩戸"を発表。寺社や、ホール、イベントなどで演奏。 2017年11月、神奈川県大和市より、大和市文化芸術顕彰 文化芸術未来賞を受賞。 2019年6月、フランス国際ピアノコンクールグランプリファイナル アーティスティックエクセレント部門3位入賞。東京音楽大学音楽学部音楽学科器楽専攻ピアノ卒業。 ピアノを藤澤弥生、木村徹、尾崎晋也、吉田豊、小林仁、純子マッサーリア、Csíky Boldizsár、Csíky Boldizsár Jr.の各氏に師事、作曲をCsíky Boldizsár氏に師事。 (委嘱作品) 2009 年9 月 海上自衛隊第1航空隊 隊歌作曲。 2011 年5 月 鹿児島県姶良市立姶良小学校 歯磨きソング作曲。 2013 年4 月 豊島区制施行80周年記念事業 ムジカフォンテ公演 No.40ミュージカル「朝の光のその中で~80 歳のいけふくろう」を作曲。 (オリジナル作品) 2020年8月 自身初のオリジナルCD ピアノ組曲"詩と舞""海"を発表。 2021年3月 千尊鐘初のオリジナルCD "千尊鐘""組曲 天岩戸"を発表。 2022年9月 竹久夢二の詩を元にした歌曲集"恋するこころ"を発表。 (アート作品) 2021年8月 辻本光男写真工房にて、自身初の絵画個展〜冨賀千代 絵画写真展〜を開催。(京都)

ジャンル:World Music
活動エリア:東京、神奈川、鹿児島、滋賀
萩原千代