HATI

HATI

夏と冬の気温差が60℃にも達する北海道のへそ"旭川"。ここをホームグラウンドに、独特の雰囲気を身に纏い、時には真冬の家屋から垂れ下がるツララの様に鋭く、また時に、街を照らすオレンジの街頭のように暖かく現実を描写するラッパー"HATI(ハチ)"は、そのキャリアのすべてを捧ぐかの如く地元に根ざした活動で、常に旭川を代表し続ける。 2007年に限定ストリートEP(８曲入り)「Represent」をリリースし、そこから本格的にソロとしてのキャリアをスタートさせる。 クソがつくほどガキの頃から自らをラッパーと自負し、積み重ねてきた経験は何時しか物語となり、憧れる者やラップを始める者が現れ、皆が口々に語るようになる。それは「確かなHoodstaは誰の称号？手元にないがHomie語る証拠」(Nothing to loseより参照)この一節でも言われている通り、ささやかではあるが彼が確実に街の代表、Hoodstaである事を意味する。 家族を持つという転機を迎え、様々な環境の変化の中に今までとは違う新たな自分を見いだし、信ずるものを見つけた今、クリスチャン・ラッパーとしてHATIの物語は第二章「Still Northside Story」「Easy Mind」「Miss You」へと...続く。