2019年でアーティストへ還元された金額は約42億円、累計では100億円を突破しました!それを反映するように、2019年は各種配信ストアにおいても、TuneCore Japan から配信されたアーティスト/リリースが各種チャートやプレイリストの上位へ入ることや大規模なステージでパフォーマンスするといったケースが増え、インディペンデントアーティストの台頭とシェアの広がりの本格化を感じさせる年でした。
一般社団法人日本レコード協会が発表した国内の2019年音楽ソフト生産金額と音楽配信売上金額の合計は前年比98%の2,998億円となり、うち音楽配信売上の合計は706億円(前年比110%)。またIFPIが発表したグローバルの音楽市場レベニューは 202億USドル(前年比108%)と、国内での音楽ソフト売上の減少が見えるものの、国内外でデジタル音楽配信市場は好調です。
引き続き国内外でのストリーミング配信は増加しており、IFPIの発表では世界の課金利用者は3億4,100万人に到達しています。 国内では465億円(前年比133%)、海外では114億USドル(前年比143%)と大きく数値を伸ばしており、TuneCore Japan 利用アーティストの2019年度のストリーミング収益も同様に約31億円(前年比188%)とそれを上回る成長率を達成しています。
2019年は新たな配信先として『TikTok』、『Playnetwork』、『music.jp ハイレゾ』、『HMVmusic powered by KKBOX』が追加され、アーティストはさらに多くのリスナーに音楽を届けることが可能になりました。
またビデオ配信サービス『Video Kicks』においても、新たに『LINE MUSIC』、『RecTV』、『RecMusic』、『music.jp』が加わり、動画・ビデオにおいても楽曲同様にリスナーへリーチできる幅が広がりました。
さらに配信ストアにおける展開やプレリストへのプロモーションを支援する『サブミット機能』、リリースに携わった関係者間の収益の分配を自動化できる『スプリット機能』の2つの新たな機能を提供開始しました。
このように機能面においても、アーティスト活動の選択肢拡張と持続可能性向上に寄与できる開発を引き続き行ってまいります。
他にも、アーティスト向けのワークショップ『Artist Lounge』を2019年は全国5都市(東京、大阪、名古屋、北海道、福岡)で開催、オンラインだけでなくダイレクトなコミュニケーションによる情報の共有、サポートを通し、国内各地のシーン活性化にも引き続き取り組んでまいります。
他にも、様々なイベントやプラットフォームとのコラボレーションオーディションも実施し、通年で数千曲もの応募がありました。
TuneCore Japan は、引き続き、市場・機能・クリエイティブ・シーンなど多角的なアプローチでアーティストの活動支援を行っていきます。