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音楽が配信リリースされるまでの仕組みは?
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音楽をリスナーへ届ける2つの方法

ひと昔前は、音楽アーティストが自分の楽曲を正式にリリースするのにレーベルを通すなどしなければならず、誰にでも簡単なことではなく、とても煩雑でした。

しかし、音楽ストリーミングサービスが普及し、それが音楽を聴くスタイルの主流になった現在、アーティストは TuneCore Japan のようなディストリビューションサービスを使うことで、レコードレーベルなどを通さなくても簡単にリリースすることができるようになっています。

2つの方法とは、「ディストリビューションサービス」と「レコードレーベル」のいずれか経由することです。

音楽の配信先プラットフォーム(Apple Music, Spotify, TikTok など)は各社により異なりますが、例えば、TuneCore Japan では世界185ヵ国以上、55以上のプラットフォームへ配信することができ、配信することで地球上の30億人以上のユーザーが、あなたの音楽へアクセスできるようになります。

 

あなたの音楽を配信リリースする2つの方法「ディストリビューションサービス」と「レコードレーベル」の主な違いを見てみましょう。

 

対象者

収益還元率
(配信ストアの手数料を除く)

プロモーション

ディストリビューションサービス (TuneCore Japanの場合)

誰でも利用できる

100%還元

自ら行う

レコードレーベル

誰でも利用できない*

契約書による

レーベルによるサポート**

*原盤権等に関する契約など双方の合意による
**レコードレーベルによる

 

アーティストや楽曲を制作されている方は、ご自身のアーティスト活動フェーズに合わせて選択するとよいでしょう。

大きな違いとしては、TuneCore Japan のようなディストリビューションサービスでは、誰でも、今すぐ楽曲を登録し、最短2日でリリースが可能ということです。

 

ちなみに、TuneCore Japanの審査基準は音源のクオリティではありません。こちらのページに審査基準を記載しているので、興味がある方はぜひ見てみてくださいね。

 

そもそも何を審査しているの?

審査では、登録された内容(アーティスト名や楽曲タイトル・音源ファイル・ジャケット画像等)が配信ストア側の規定に沿っている内容かどうかを確認しています。楽曲のクオリティを審査しているものではありません。

 

ソーシャルメディア(SNS)で自分の曲を配信するには?

Instagramのミュージックスタンプや、TikTok、YouTubeショートなどのSNSでも、TuneCore Japanより配信リリースを行うことでユーザーがあなたの楽曲を使用することができます。

また、リリースした楽曲とご自身のアカウントプロフィールを紐付けたい場合は、サポートまでお問合せください。

 

ストリーミング再生で発生する収益は?

ストリーミング再生の収益について気になっている方は多いのではないでしょうか。実際にストリーミング再生では、1再生どのくらい収益が発生するのか?、その仕組みにについて解説します。

一般的に各配信ストアでは、30秒以上の再生で1再生としてカウントされます。

再生単価は各配信ストアの月額利用料や有料サブスクリプションの登録者数(例:¥980/月)などが変動するため、とても流動的です。ここでは、分かりやすく「月額1000円の利用料、月間1000人の利用者」という設定で説明します。

 

例)ある配信ストアの月間利用料が1000円で、利用者が1000人だった場合

例えば、配信ストアの利用料が1ヶ月1000円で、月間の利用者が1000人でだと仮定します。

この場合、全体で100万円の原資(配信ストア側に入る収益)がある状態となり、この原資が「配信ストア側」と「アーティスト側」に分配されます。

配信ストアによってこの分配率は変わりますが、例えば原資のうち50%がアーティスト側に還元されたとします。

そして、この還元額(ここでは50万円)が各アーティストの再生数に応じて分配される仕組みになっています。

下の図では、3人のアーティストがいた場合の分配を示しています。

全アーティストへの分配原資50万円は、アーティストA,B,Cへそれぞれ集計され分配されます。

つまり、再生回数だけではなく、音楽配信サービスの利用者数や利用料金、分配率など多くの要因が関わり、1回あたりの再生単価=収益が確定します。

 

Spotifyは2023年度においてロイヤルティの半分がインディペンデントアーティストに支払われている

900億ドルがアーティスト・レーベルに支払われ、そのうちおおよそ半分の450億ドルがインディペンデントアーティストに支払われていると語ります。

 

サブスクリプションサービスの現状とその影響

※ YouTube動画からの引用・要約

音楽のサブスクリプションサービスが普及し、1再生あたり約1円の収益が得られるようになるが、CD販売と比べるとその収益はかなり低いのが現状と語られています。シンガーソングライターの川本真琴さんも、このサブスク収益の低さについて懸念を示しており、CDと比較して収益に大きな差があることを指摘されています。

その一方で、アーティストのSUKISHAさんはサブスクを上手に活用し、累計2,000万円の収益を上げるという成功例もあります。また、CDやDVDのレンタル大手であるゲオがCD買取を終了する理由の一つとして、サブスクの普及が影響しているとも言われています。

音楽とネットに詳しいジャーナリストの松谷宗一郎さんなどの専門家もサブスクに対する意見を述べており、サブスク音楽配信の売上は2021年に前年同期比127%増加していることが分かっています。この数字は、サブスクがどれだけ普及し、その影響が大きいかを示しています。

 

今すぐできること

誰かのサポートや声がかかることを待っていても、日本国内を含め、地球上のまだ知らぬリスナーに聴いてもらえたり、チャートインしたり、プレイリストインしたり、バズやバイラルが起こることはありません。2020年に世間を賑わせた瑛人「香水」はリリースから1年経ってTikTok等のショート動画でバイラルしましたが、これは曲をリリースしていないとそもそも起こり得ないことです。

 

今すぐできることは、誰の指示にも頼らず、自らの手で自らの楽曲を配信リリースを試してみること。

実際に今の時代は世界中のほとんどのアーティストが、自らリリースするところからスタートしています。

 

そして、楽曲リリースに必要なものは、たったの2つ。

  1. 音源ファイル(WAV形式)
  2. ジャケット画像(3000px × 3000px、JPG もしくは PNG形式)

音源ファイルとジャケット画像を用意することが次のステップです。

アーティストガイド編集部
この記事を書いた人

アーティストガイド編集部

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