祝30周年!TuneCore Japanから楽曲配信も行なうプロレスラー兼ミュージシャン蝶野正洋からメッセージ
2014/08/06
今回はなんと・・・本日『FIGHT&LOVE』をリリースした、
まずはじめにこの度はプロレスデビュー30周年おめでとうございます。
ありがとうございます。
30周年の取り組みとして様々な活動を行っているということなのですが、どのような活動をされているのですか?
まずひとつが、『救急救命』に関する社団法人、ニューワールドアワーズスポーツ救命協会を立ち上げました。もともと社会貢献の活動はずっとしてきていて、病院や福祉施設をまわったりすることを興行の世界で行っていました。最近はエンターテイメントの世界だけでなく、”行政”が主体となったイベントへの依頼も増えてきて、救急救命の世界を見ていくうちに(そういう世界があるという事をたくさんの人に)「広げていかなきゃいけない」という思いを抱くようになって。ただ人を楽しませるっていうのはプロレスだったり、音楽の世界でも必要なことですけど、やっぱり根本的な「人が助け合う思いやりのある社会」という中においては、救命という”もし何かあった時の対処の仕方”を若者にも年配の人にもどんどん広げていく必要があると感じています。これまでにも都や消防などがさまざまな活動を行ってきていますが、なかなか広がらないという現実があるみたいで、だったら自分は30年というキャリアもあれば、知名度も少なからずあるので、救急救命の大切さを広めるお手伝いができたらいいなという考えから組織を立ち上げました。
(出典:http://www.chono.jp/blog/?p=5295)
蝶野さんはこうした活動の他にもアパレルブランドの立ち上げあったり、役者活動であったり、プロレス以外にも様々な活動をされていますが、こうしたジャンルを越えた幅広い活動には何か理由があるのですか?
ただ自分はプロレスが好きだし、もっと多くの人に知ってもらいたい。そうした世界を広げるためにはマニアな世界に居るだけでは伝わらないと思って、外に出ていくことも必要だと感じたのが20年ぐらい前でした。(デビュー後の)最初の10年は自分にも自信がなかったし、準備もできていなかった。でもとりあえず外に出てみようと、(デビュー10年後から)さまざまな活動をはじめました。
(ここでいきなり話がガラリと展開)
ここからはざっくばらんに学生目線でいろんな事をお聞きしたいと思います(笑) まずはじめに蝶野さんは休日はどんなことをしているんですか?
今年でまだ子供が8歳(男の子)と5歳(女の子)なんで、もう(休日は)子供中心ですね。子供が出来てからの8年間は、外に出て付き合いで飲みに行くということも完全に無くなって、生活パターンも朝型の子供中心です(笑)。
お子さんが出来てから生活が変わったということですか?
どういったところにお子さんと遊びに行かれるんですか?
ざっくばらんにありがとうございました(笑)ここからは少し遡って蝶野さんの学生時代のお話も伺いたいのですが、学生時代はどんなことをされていたんですか?
小中高はサッカーをしていました。スポーツが自分を繋いでくれていたという感じですね。中学生ぐらいになってからは遊びの方を優先しちゃって。自分の生活を5段階にすると、中学の頃は遊びが1という感じだったけど、高校生の頃には遊び4:学業・スポーツ1になってましたね。
そこからなぜプロレスの道に進もうと思ったんですか?
俺は高校卒業後、浪人をしていて「将来何になるのか」っていう夢がなかったんですよ。それまでやっていたサッカーが遊びの方に傾いてしまって。なかなか自分の進路が見つけられなかった時にテレビでプロレスを観て、それまでサッカーにしかなかったスポーツへの興味がそちらに繋がった形ですね。
その頃はまだ遊びの世界の誘惑もあって。でも自分の中では遊びの世界の方は「進むべき道ではない」というのはわかってはいました。そして将来について考えている中で、テレビでふとプロレスを観て、「ケンカしながら飯が食えんのか!かっこいいじゃん!」と(笑)。そんな感じですね。
すごい単純な動機なんですね(笑) その単純な動機からはじめたプロレスを30年も続けることができた秘訣は何かありますか?
自分の中ではいろんな挫折も経験してきていて。例えばサッカーを途中で諦めてしまったり、親からは三日坊主だとか長続きしないと言われて、何かどこかでレッテルを貼られていると感じていましたね。それを「見返してやりたい」という思いが自分にはあったんでしょうね。
あとは格闘技だとかレスリングとかのベースを持った人達が入ってくる世界に飛び込んで、それまで地元である程度名前を馳せていた自分としては「戻れない」という状況になっていたのもあります。途中でケガとかもありましたが、辞めようと思ったことは一度も無かったですね。
これまでの30年間を振り返ってみて、どこがターニングポイントでしたか?
やっぱり年齢ですね。先輩たちを見ていても5年を一つの区切りとして辞めていく人、10年でケガで辞めていく人、15年続く人、20年続く人というのがいて。自分はというと、デビューして7・8年頃には「20年はやりたいな」と思ってましたね。30歳になった時にもうマラソンでいったら折り返し地点だと気づいて、ここまで来たら「まだ走んなきゃだめだ」と思いました。
ここからは少し音楽の部分にフォーカスしてお話を聞いていきたいと思います。蝶野さんはプロレスデビュー25周年の際に「Fight&Love」という楽曲をリリースしていますが、この楽曲のリリースに至った経緯についてお聞かせください。
騙されたんです(笑)。これは25周年の時に両国国技館で大きなプロレスの大会を開いて、その際にどこかメジャーなところに楽曲の提供してもらいたいという話を知り合いにしていたんです。
そうしたらいつの間にか周りの人達が「蝶野さん、これ自分で歌った方がいいんじゃないですか?」と言い出して(笑)。その頃は忙しくてできないと言ったんだけど、スタッフが前に何かの企画で俺が歌っていたラップの動画をYoutubeで見つけてきて、結局やるだけやってみましょうという話になって(笑)。
この楽曲ではボーカルだけでなく作詞も担当されていますが、どうでしたか?
昔から音楽は好きだったんですか?
聴くことは聴くんだけど、楽器も弾けないし、音符も読めません。なので新日本プロレスにいた頃も音楽オンチで有名です(笑)。
音楽オンチ(笑)。音楽は結構聴かれるということですが、1番はじめはどういった音楽から入ったんですか?
ジョージ・ベンソン(George Benson, 1943年3月22日-)はアメリカペンシルベニア州ピッツバーグ出身のジャズ・フュージョンを中心に活動しているギタリストで歌手。
エア・サプライ(Air Supply)はオーストラリア メルボルン出身のバンド。非常に伸びのあるハイトーンボイスとドラマチックなバラードで1980年代に数々のヒットを放つ。
今はどんな音楽を訊かれるんですか?
あとはCLIFF EDGEというグループが好きですね。彼らの地元が横浜で、自分の近所に住んでいるんですよ。東日本大震災の翌年に復興のイベントで知り合って、彼らのメロディと歌詞がとても良くて、今では彼らのPVにも出演したりもしています。
プロレスと音楽という部分ですと、入場時の「入場曲」が思い浮かぶんですが、蝶野さんとしては何か入場曲を選ぶ際のこだわりなどはありますか?
今はCLASHを入場曲として使っているんですが、使っている曲はボーカルが入っていないインストゥルメンタルの曲で、最初はピンとはこなかった。でも俺には良い音楽かどうかを識別できるセンスがないので、これでいいかと選びました(笑)。
やっぱり入場曲がかかると試合に向けてのモチベーションもあがりますか?
蝶野さんの中で今1番おすすめしたい曲はなんですか?
う~ん、なんだろう。いま家の中ではアナと雪の女王の「Let it go」しか流れていないからね(笑)。でもあれはいい曲です。詩もいいし。年齢の違いやジャンルの違いがあっても、基本はどの音楽も素晴らしいですね。
アンパンマンも意外と詩が深い。アンパンマンは子供が観る番組というイメージがあるけど、子供がアニメを観て歌を歌っている姿を見ると、「これ、素晴らしい歌詞だな」と気づかされて。子供の世界の歌も素晴らしいし、俺らの世代の歌も素晴らしいです。演歌は接点はないけど、そこにも素晴らしい音楽はあると思います。
蝶野さんがアニメの音楽まで聴かれているのは意外でした(笑) そうした上でプロレス30周年の企画としてこの度TUNECORE JAPANから楽曲をリリースされるということですが、蝶野さんの中では音楽配信についてはどういったイメージがありますか?
俺にとっては専門の業界ではないので、周りのスタッフの意見等を重視してTUNECORE JAPANを利用することにしました。聞いた話によれば「CD屋がロサンゼルスにはない」というので、やっぱり配信というものが音楽を聴く大きな手段となってきていると思っていますね。
あと、一昔前まではシステムを使う料金の高さや、システム自体のめんどくささがあったと思うんですが、今はそれが10分の1程度まできている。そういう”使いやすさ”が音楽配信の魅力の一つですね。
音楽配信というプラットフォームはたしかに昔よりは手軽で利用しやすくなっていますよね。音楽に関して様々なお話を聞かせて頂きましたが、今後プロレスやその他の活動も含めて何か目標等はありますか?
いまはオリジナルのアパレルブランド「ARISTRIST」にかかる比重が大きいですけど、やっぱりプロレスも音楽もファッションも「人を喜ばせる」という部分では、基本的には一緒だと思うね。いまは家内がデザイン・プロデュースをやっているので、一緒に「身につけるエンターテイメント」というものを勉強していきたいですね。
これからも人を楽しませるために様々なことをしていきたいということですか?
たぶんビジネスの基本はそこだと思うんだよね。自分だけが楽しむのはビジネスじゃなくて、アマチュアの世界。よくプロレスの世界では、レスラーが自己満足にふけっていて、客がうんともすんとも言わない試合はダメだと言われていて。やっぱり客をいかに沸かせて楽しませるかがビジネスであり、それこそがプロフェッショナルだと思っています。
9・4後楽園ホール「蝶野正洋50歳誕生日パーティー」
本日は貴重なお時間ありがとうございました。これが最後の質問というかお願いになるんですが、何か僕たちのような学生・若い人に向けて最後に一言メッセージをお願いします。
僕たち若者も蝶野さんに負けないようにこれから頑張っていきたいと思います!今後も僕たちのような若者とコラボしていくことはあり得ますか?(笑)
そうですね。若い人は好きなので(笑)。
蝶野正洋 OFFICIAL BLOG : http://ameblo.jp/chonokingdom/
アリストトリスト公式HP : http://www.aristrist.com/
蝶野正洋30周年アニバーサリー企画!
『嵐げんこつらあめんブラック・デビル』
カメラアプリ『蝶野カメラ』 App Store ・ Google Play
『黒のカリスマ 蝶野ブラックカレー』
NWO Tシャツ
■Writer:小池真平
<TUNECORE JAPAN 学生アンバサダー>
「音楽バカ」な首都圏の大学生により2014年5月に発足した、TUNECORE JAPAN公認の学生プロジェクトです。学生を初めとした音楽アーティストにTUNECORE JAPANを知ってもらうことで、日本の音楽シーンの活性化に貢献し、音楽人口を増やすことを目的としています。
Webサイト / FaceBookページ
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