堀江貴文、茂木健一郎、金杉肇が、音楽ユニット『ハッカーズ』がTuneCore Japanで楽曲リリース ― 音楽とお金を語る
2014/12/17
こんにちは!TUNECORE JAPANです。だいぶ冷え込んできましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか?
今回は話題沸騰中のビッグな3人組バンドをご紹介します。ホリエモンこと堀江貴文、脳科学者の茂木健一郎、そして音楽プロデューサーの金杉肇の音楽ユニット「ハッカーズ」です! あまりに異色のコラボレーションと意外な音楽性が話題を呼び、あらゆるメディアで話題沸騰中なんです!
実はTUNECOREは今年7月にお台場の東京カルチャーカルチャーにて行われた初ライブに招待して頂き、学生アンバサダーが取材させて頂きました。
そんなハッカーズが先月、5ヶ月ぶりとなるニューシングル「MONEY」をTUNECORE JAPANから配信開始しました。こちらは12月1日に販売されたハッカーズ名義の書籍「マネーと国家と僕らの未来」のテーマソングとして書き下ろされたもので、アシスタントの寺田有希もボーカル参加するなど、バンドとして新たな展開を見せています。サウンドも前作のバンドスタイルとはうってかわってオールドスクールなリズムループを取り入れ、3人が交代でラップを乗せていくというものになっています。
8月に行われていた今作のレコーディングの現場にも、TUNECOREは潜入していました。
今回はその様子を写真とともにレポートしたいと思います!
~~歌詞の一部をご紹介~~
ニクソンショック オイルショック 金の価値ってなんだろヨック!
ぐるぐる回せよ輪転機 ドルを刷る刷るFRB
やめられないとまらない 金の価値ってなんだろ一体
やめられないとまらない 金の価値ってなんだろ大体
大都会 沈む 夕日 生存 競争 エコノミー
満腹いつでも俺達 だけど皆はベリアングリー
リーマン・ショック サブプライム
韻を踏んだらメタルスラーイム
支払い能力無いブラザー
弾けるデリバティブいつか
貨幣は自由を鋳造するって言った ドフトエフスキー
支配する側される側 ホントの自由どこにあるか?
支配する側 される側 ホントの自由どこにあるか?
ビットコインでグルーピン タックスヘブンでグルーピン
金杉:自分で楽器やってみたいと思ったんですが、今日で自分はラッパーなんだと実感しました(笑)。ラップはパンクと同じでメッセージをバシバシ出していくものだから、ハッカーズっていうバンドにはパンクとラップが合うのではないかと思います。
堀江:おれグレイトフルデイズしか歌わないんですけど。あれはカラオケで30回ぐらい歌ってるんですよね。あとパブリック・エネミーとか、難しいのばっか歌ってるな笑。エミネムはまだふーんふーんふーんとしか歌えない。
金杉:すごいとこ目指してるな(笑)。
堀江:バンカラではHYのAM11:00とか歌うよ。でもギター弾きながらとかだと難しいんだよね。コードは4つだけなんだけど。
----------やはりラップの歌詞に込められた思いというのは強いんでしょうか?
堀江:歌詞書いたの金杉さんだよね? どういうこと考えて書いたの?
金杉:ヒップホップで20年か30年ぐらい前に「Make Money」みたいな曲が流行ったんだけど、それを逆手に取って、岩石を削って原始人がお金をつくるみたいに輪転機を回してお金を作る、みたいな。ビットコインと岩石とお札とメイクマネーを繋げている感じ。
真面目に言うと、ドフトエフスキーが「貨幣が自由を鋳造する」って言ってるんですけど、お金を持ってもほんとうに自由になれるの?っていうところを投げかけています。
----------そもそもビットコインの曲を作ろうって最初に思ったのはなぜなんですか?
※ビットコイン(英語: Bitcoin)とは、公共トランザクションログを利用しているオープンソースプロトコルに基づくPeer to Peer型の決済網及び暗号通貨。Wikipediaより
マネージャー:マウントゴックスに去年行ったんですよね?
金杉:うん。そう。
マネージャー:ビットコインがニュースになる前に訪れていて、そこから生まれたという感じですね。
堀江:なんか今はモナーコインが来てるよね。ぼく相当もらいましたよ。5万円分ぐらい。アドレスでここに寄付してねーって言ったらありがたいことに集まってきて。
金杉:昨日、元金融担当大臣の人と会ったんだけど、金融庁としては、というか日銀としてはビットコインとかいうわけのわからないものは使いたくなくて、SBIですらビットコインに対して誰が担当かを決めていない。マウントゴックスから手紙がこようが金融庁はスルー、という感じだね。だからどうってことはないんですけど(笑)。
金杉:歌詞って実はさっき出来たんだよね。
堀江:ちなみに寺田はちゃんとビットコイン理解してるからね。すごいよ。
寺田:ホリエモンチャンネルで勉強しました(笑)。
----------この「MONEY」という曲はどんな人に聞いてもらいたいですか?お金をいっぱい持ってる人に聞いて欲しいのか、それともこれからガンガン稼いでやろう!って人に聴いてもらいたいんでしょうか。
金杉:日本全国の国民の皆さんに。
茂木:ぼくは基本お金にまったく興味がないんですよね。ハッカーズって変な集まりなんですよ。僕が歌詞を書いたのは「卒業」って曲だけなんで、3人の間で少しずつ方向性はちがうんですよね。でもビットコインは国家論として興味あります。国家って相対的なことをやってて、害悪なんで。核ミサイルとかお互い向け合ってね。
金杉:唯一暴力を合法的なやり方で行えるんだよね。
茂木:そうそう。ろくなもんじゃない。
堀江:意外とみんな気づいてないのが、国民国家っていうのが永遠に昔からずっとあるっていう風に思ってるんだけど、フランス革命以降なんだあの概念。国民国家の概念が時代と合わなくなってきてるのはベトナム戦争の辺りからで、国家対国家から国家対ゲリラ、国家対個人の戦いになった。その段階で国民国家の一番基本的な構成要素である国民皆兵制をアメリカがやめて、徴兵制になった。
つまり資本主義の論理の中で金のない人を雇うことになったんだよね。日本も同じで、少年工科学校とか防衛大学とか、金のない人をリクルートしてる。
茂木:ほんと国家ってひどいよ。自分の国のために命を捧げるみたいなナショナルアンセムしかない。
21世紀にこんなもの歌ってるなんて頭おかしいんじゃないかと思うよ。君が代はまだよくて、ずっと続きますように、みたいなメタファーだから。
立派なもんでしょ。カナダなんてひどいよ!「俺達の息子はあなたのために戦う」とか。こういうこと言ってるとバッシングされちゃうんだよね(笑)。
堀江:ぼくは日本国の国民に「お前はもうだめだ」って言われるより、アップル国の国民から「お前はもうアップルに二度と出入り禁止だ」って言われるほうが嫌だな。一生iPhone使えなくなるとか結構キツイでしょ(笑)。
茂木:たしかにそれはあるね(笑)。
----------今後の活動はどういう風になりますか?
堀江:みなさん忙しいので、たぶん会うこと自体が難しいですね。1ヶ月後とか2ヶ月後になってしまいます。
金杉:でも確実に堀江さんはギターが上達しているし。
堀江:別にハッカーズに入ってから始めたわけじゃないんですけどね(笑)。
茂木:一応紅白は目指してるんだよね?
堀江:まあねー。
----------最後に一言お願いします!
マネージャー:えっと、寺田さんの歌ってるパートの歌詞がわりと「時間と引き換えにお金を」みたいな、就職して安定した額をもらえたらそれで幸せかな?とか、そうじゃなくて「好きなことをやって稼ごう」っいう思いがあります。私も歌詞を書かせて頂いてるんですけど、そこを今の20代、30代の若い人たちに伝えたいですね。
金杉:生きるため、生活のために仕事するっていうよりも、好きなことをして稼ごうぜってことでしょ?
マネージャー:そうですね。堀江さんや茂木さんや、まあ自分もそうなので。で、今回は初めて寺田さんにボーカルを歌っていただいて、レコーディングも無事おわりました。
寺田:もう完璧でしたね!レコーディングとか全部一発で(笑)。
金杉:外部から高木完さんとか大御所の方も参加されています。
高木:今回はクラッシュってバンドが80年っぽくラップでやった感じが良かったですね。それは全然想像してなかったから。
オールドスクールっぽい、昔のディスコみたいな。今ちょうどDaft PunkのGet Lucky以降こういう流れがあったから、ちょっとシックな雰囲気のカッティング入れて、みたいな。クラッシュに近い感じはおもしろかったね。
----------ありがとうございました!
MONEY 〜マネーと国家と僕らの未来〜
28 Nov 2014
視聴はこちら
ハッカーズ(堀江貴文、茂木健一郎、金杉肇)「MONEY」をテーマにした、HIPHOPナンバーをリリース!本作は、2014年12月1日発売の書籍、ハッカーズ著「マネーと国家と僕らの未来」のテーマソング。フィーチャリングアーティストには、YOUTUBEホリエモンチャンネルのアシスタントを務める寺田有希。サウンドプロデュースは、高木完が担当。3人の個性的なラップとリリックが炸裂する、刺激的なナンバー!
普段からメディアを問わず高い発信力を持つ3人が、いま改めてお金の価値について歌で問いかけます。
強いメッセージの込められた歌詞は一聴の価値ありです! 当記事を読んで聴いてみると、なおいっそう理解が深まるのではないでしょうか。
ハッカーズ 無修正レコード
FaceBook
■Writer:Kanki Suzuki
<TUNECORE JAPAN 学生アンバサダー>
「音楽バカ」な首都圏の大学生により2014年5月に発足した、TUNECORE JAPAN公認の学生プロジェクトです。学生を初めとした音楽アーティストにTUNECORE JAPANを知ってもらうことで、日本の音楽シーンの活性化に貢献し、音楽人口を増やすことを目的としています。(Spotlightではインタビューを受けてくれる方を募集してます!Webサイトよりお問い合わせください。)
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