目次
- はじめに
- 5W1Hに基づく楽曲の基本情報(リリース日、制作スタッフ、制作場所など)
- 楽曲のコンセプトや制作背景
- 楽曲の特徴や魅力的なポイント
- リリースに関するトピック
- 使用シーン
はじめに
曲の説明文やPR文を書くのに悩んでいるアーティスト向けに、その書き方をお伝えします。
文章を書く前に準備をしましょう。まず下記についてそれぞれできる限り細かく書き出します。
- 5W1Hに基づく楽曲の基本情報(リリース日、制作スタッフ、制作場所など)
- 楽曲のコンセプトや制作背景
- 楽曲の特徴や魅力的なポイント
- リリースに関するトピック
5W1Hに基づく楽曲の基本情報(リリース日、制作スタッフ、制作場所など)
When いつリリースされるのか、いつ作ったのか
Who 誰が(誰と)作ったのか、誰が楽曲制作やアートワークに関わったか
Where どこで制作されたのか、どこでレコーディングされたのか
What 何を(シングルなのかEPなのかアルバムなのか)リリースするのか
Why なぜ作ったのか(制作のきっかけや経緯)
How どのように制作されたか(制作方法、録音方法など)
楽曲のコンセプトや制作背景
例:
- 人生の岐路や葛藤を描いた
- 世界平和や社会問題に対するメッセージ
- 自身の特別な経験や感情を込めた
- 未経験のジャンルや楽器にこだわった音楽的な試み
- 地元や旅行先などの風景をイメージ
- 自身のルーツや影響を反映
楽曲の特徴や魅力的なポイント
例:
- 別ジャンルに挑戦した新しいサウンド
- 感情移入しやすい叙情的なメロディー
- 高い演奏技術
- サウンドプロダクションのクオリティの高さ
- ゲストボーカルや客演アーティストの参加
- ライブのようなパワフルなパフォーマンス
- Lo-fi シーンのサウンド
- 〇〇のような Ambient Music
リリースに関するトピック
例:
- リリース当日にMVも公開
- WebCMソングに採用
- リリースパーティーを開催
- 前作がプレイリストに入った
以上のポイントを踏まえ、以下のようにPR文を作成することができます。組み合わせて文章にする際は、起承転結を意識しましょう。
例:
Tunecoresが10月1日にニューシングル「サブスク」をリリースする。
前回のリリース「ダウンロード」がSpotifyの公式プレイリスト「Early Noise」にピックアップされ、MVも公開から100万回再生を超えるなど、注目を集めている新鋭コレクティブ・Tunecores。
本作は、作詞をNodaが、作曲をYoshinoが手がけ、客演にLinkcoreクルーのYamamotoが参加し、レコーディングはLinが、ミックスとマスタリングはYoshida、そしてジャケットはデザイナーのTakiが担当。録音はEBISUスタジオで行われた。Nodaが自身の子どもが産まれたことに感動し、1週間で制作したという本作は、Tunecoresらしいリアルで優しい歌詞と、鍵盤とアコースティックギターがゆっくりと奏でる温かいサウンドが特徴だ。
配信リリースの当日19時には同曲のミュージックビデオをTunecoresのYouTubeチャンネルで公開予定となっている。さらに、本作はWano社のWebCMソングにも起用されることが決まっており、10月7日から展開が始まる。11月1日には、本リリースを記念したライブが東京・渋谷ZZZで開催され、TunecoresとともにLinkcoreクルーやVIDEOKICKSも出演する。
基本的には、楽曲の魅力に焦点を当てた簡潔でわかりやすい文章を心がけるとよいでしょう。また、楽曲の魅力を表現するために、推薦コメントやプロのライターによる執筆を取り入れることもできます。初めてのリリースの場合には、アーティストについての紹介文を盛り込むことも一般的です。
使用シーン
- TuneCore Japan リリース登録時の楽曲情報
- プレスリリース
- Spotify for Artists や Submit Hub などのピッチ
PR文を作成する際には、派手な言葉から書き始めるのではなく、基本要素を組み合わせた簡単な文章から作ることを心がけると、スムーズに書くことができます。