はじめに
TuneCore Japan は、音楽に関わるアーティスト、ミュージシャン、クリエイターたちが、
・それぞれのゴールに向かって 🏁
・自由(独立・自立)なスタンスで 📍
・音楽活動に継続的にチャレンジできる 👟
社会環境を目指しています。
アーティストガイド「リスナーを増やす」シリーズでは、アーティスト活動の軸となる、音楽を「創る」→「広げる」→「続ける」という循環をベースに、学生でもわかる!を目指して、できるだけわかりやすく伝えていきたいと思います。
前提として、「今すぐリスナーが増える」、そんな魔法はありません。毎日コツコツやり続けることが目的地への最短ルートです💪
このアーティストガイドは一種の「型」のようなもので、もちろん、この通りにやればすべてが上手く行くということではありません。ただ「型」をひとつ知っておくことで、軸となり、どこかで役に立ったり🔍、「次はこれを試してみよう💡」と、新しいアイデアや発見が生まれるかもしれませんよ!
すぐに全部わからなくても大丈夫です。
まずはこのガイドで基本から見ていきましょう!
※ ストリーミングの再生回数を増やすようなプロモーション商品・マーケティングサービスがありますが、金銭を支払い、第三者により音楽のプロモーションキャンペーンが実施される場合、アーティストは意図ぜず、自分の楽曲が配信ストアによりストリーミングの不正行為(不正再生)と判定され、配信が停止されることになりかねません。ご注意ください。
持続するアーティスト活動に向けて
音楽を「創る」ことからスタートします。
自分が納得いく音楽ができたら、音楽配信をしましょう。
たまに「配信するタイミングがわかりません」という声を聞くことがありますが、自由に決めてすぐに行動できることがインディペンデントアーティストの特徴であり、大きなアドバンテージです。
重要なことは、CDとは異なり、たとえば音の編集・ミックス・マスタリングをやり直したくなったら配信リリースを取り下げてまた配信することができるので覚えておきましょう。
ファンやリスナーが再生した数に応じて、アーティストへ収益(=お金💰)が支払われます。
音楽配信は TuneCore Japan を使うことで、世界中の音楽プラットフォームへ最短2日で配信、配信ストアの手数料を除く収益100%を受け取ることができます。また TuneCore Japan には音楽活動をサポートする様々な機能もあるので、後半でご紹介します。
まず音楽を「創る」、そして音楽を配信し、リスナーがすぐに聴ける状態に、TikTokなどのショート動画でも使える環境にしておきます。音楽を配信していないと楽曲が使えずバイラルヒットする可能性は低くなるため、配信することは最大のプロモーションともいえます。
そこから「広げる」、ストリーミングサービスやYouTubeに自分の楽曲があることを発見してもらえるよう、できるアクションから始めましょう。
そして「続ける」、再生に応じて収益が入るので、自分がやりたいことに使ったり投資をして、この循環の輪を広げていきましょう。
- 新しい作品を創る
- 音楽活動に専念できる生活環境を整える
- 楽器や機材を揃える
- ミックス・マスタリングでサウンドの質を洗練する
- ボイトレやレッスンなどでのスキルアップ
- プロモーションコンテンツの制作
- 映像クリエイターとのコラボレーション
- スタジオを持つ
- イベントを催す
音楽配信の手順などはTuneCore Japanのヘルプセンターをご活用ください。
音楽活動の準備が整いました。それでは本題です。
リスナーを増やす考え方
アーティスト活動の「創る」→「広げる」→「続ける」という循環のなかで、「広げる」にフォーカスしていきます。
「広げる」とは、つまり「リスナーを増やす」ことです。
リスナーが増えれば、楽曲の再生回数が増えるので、収益も増えます。
次に、どうやって「広げる」か?をみていきましょう。
「リスナーを増やす」方法は様々ありますが、ここでは「セルフプロモーション」と「その他のプロモーション」に分けてみていきましょう。
補足:プロモーションとは、作品やアーティスト自身を宣伝・促進するための活動全般を指します。プロモーションの目的は、知名度を上げ、需要を創出し、販売促進することにあります。また、プロモーションの手法や内容は、アーティストや作品によって異なりますが、どのような手法を用いるにせよ、魅力的に伝えることが大切です。
「セルフプロモーション」とは、SNSをはじめ自分で情報発信をするプロモーションです。
「その他のプロモーション」とは、ラジオ放送、テレビやYouTubeの番組で紹介されたり、音楽メディアに取り上げられたり、多くのフォロワーを抱えるインフルエンサーとコラボしたり、外部のメディアが関係するプロモーションです。
「セルフプロモーション」は、今では自宅から、自分ひとりでもできちゃいます。通勤通学時の時間も有効に活用できるかもしれません。
「その他のプロモーション」は、例えばCMのタイアップなど、たくさんの人に知ってもらえるきっかけになるかもしれませんが、決まる保証はなく、最終的な判断は他人に委ねられています。結果が出ればラッキーですが、はじめから期待するのは禁物です。そのほかにも、お金をかけてYouTube、SNS、雑誌やテレビなどで広告を出稿する方法もあります。
ただ昨今、毎日の生活ではTikTokやYouTubeショート動画のおすすめ、TwitterやInstagramのストーリーズ、SNSで "今まで知らなかった楽曲" を知ることも多くなってきています。
アーティスト自身による「セルフプロモーション」だけでも、ある程度の知名度を得ることができる時代ですね。
リスナーが増えていくとは?
「音楽を聴く人」=「リスナー」の目線に立ってみましょう。
最近よく聴いている好きな楽曲はありますか?
その曲はきっと「知る」→「試聴する」→「愛でる」の3ステップを経て、その曲を好きになってリピートして聴いているのではないでしょうか。
「知る」:はじめて知る
「試聴する」:ちょっと聴いてみる、自然と耳に入ってくる
「愛でる」:意識的に聴く、リピートして聴く
音楽を発信する立場から、「リスナーを増やす」うえで大切なことは、この3ステップに対してアクションを起こすことです。
数値としても把握できる
自分の楽曲は「知る」「試聴する」「愛でる」ことがされているか、ストリーミングの時代は、ある程度数値として把握することができます。
「知る」=「表示回数」(SNS プロフィール閲覧数 / 楽曲が使用されるYouTubeやTikTokの再生回数)
「試聴する」=「再生回数」(TuneCore Japan 速報レポート)
「愛でる」=「リピート再生回数」(Apple Music for Artists や Spotify for Artists)
「リスナーを増やす」ためには、なにかしらアクションを起こし、それらがどれくらい影響があったかを把握できる環境がある、ということが必要です。あなたの音楽を知ってくれて、聴いてくれる人がいるということは、 速報レポートのグラフが右肩上がりになります。
ストリーミングは「聴いてくれた分」=「再生回数」が収益(= 収入)として還元されます。
つまり、CDのように買われて終わりではなく「聴き続けられること」が重要です。
プロモーションにおいては、速報レポートの「再生回数」のグラフが右肩に上がることを目指してアクションをしていけばいいわけですが、そのアクションはどのくらいの効果があったのか、結果をみるために、「数値」を使ってインパクトを測りましょう。インパクトがあったアクションは定期的に実施してみましょう。継続は力なりです💪
次に、「セルフプロモーション」と「その他のプロモーション」って具体的になにすればいいの?についてご紹介します。
セルフプロモーション
リリースプランを立てる
作品をリリースすることは、同時に最大のプロモーションでもあります。
リリースできる楽曲がいくつかある場合、リリースのタイミングを自分なりに計画・プランしてみましょう。すべてがプラン通りに進む必要はありません、大抵はプラン通りに進まないものです。思い通りに進まなくても、そのタイミングで軌道を修正しましょう。
まずは楽曲を完成させるなど1ヶ月で達成したいこと、そこから徐々に慣れてきたら半年から1年くらいのリリースやライブなど達成したいことを見返せるようにまとめておきましょう。
人間は忘れてしまうものなので、スマホで忘れないようにハックするのもひとつの手ですね。
サブミット
プレイリストにピックアップされることで、楽曲の表示回数が増え、再生される機会が増えます。
・TuneCore Japan サブミット
・Spotify for Artists ピッチ
・Amazon Music for Artists ピッチ
ソーシャルメディア
あなたのSNSプロフィールにいつ誰が訪れてくれるかわかりません。訪れた人があなたの情報を理解しやすいように、プロフィール文章を設定したり、楽曲をすばやく聴けるようにアップロードしたり、視聴リンクを貼りましょう。
・ライブ QA(例: 「なんでも聞いてね!」)
・コラボ / リミックス(例: 共作者とリスニングパーティ配信)
・チャートインのシェア(例: 「LINE MUSIC デイリーチャート10位になりました!」)
・マイルストーンのシェア(例: 「100万再生を突破しました!」)
・アニバーサリーのシェア(例: 「リリースから今日で1周年を迎えました!聴いてね!」)
エンゲージメント(友達へのシェア数や閲覧数)を確認して、反応がある施策は継続しましょう。
アーティストページ / ウェブサイト
TuneCore Japan が提供するアーティストページや、Webサイト、LinkTreeなどのリンクをまとめるサービスにSNSやリリースへのリンクを設定して、あなたの情報をまとめておきましょう。
これはとても重要で、あなたのことをより知りたいタイミングで情報がないとすぐに忘れられてしまい、チャンスを逃すことになってしまいます。
プロモーションコンテンツ
作品を広げることを目的とした、コンテンツ(画像・動画・記事など)を作成してポストしましょう。
インディペンデントアーティストは、制約が少なく、自由にスピーディーにコンテンツを作れるフットワークの軽さが強みでもあります。目的 × 訴求 × タイミングが重要です。
・楽曲を紹介する動画ポスト
・歌詞を紹介動画ポスト
・セルフインタビュー動画ポスト
・VLOGでBGMに使用する、してもらう
・ダンスチャレンジ
etc
その他のプロモーション
・音楽メディアやブログへプレスリリースを送信
・インフルエンサーアカウントからポスト
・YouTuberの番組に出演
・SNSで広告を配信
・Spotifyでプロモーションする
このガイドを読んで、まずやるべきことは「自分の現在地を知る」ことです。そしてアクション → 数値を振り返る → 計画 → アクション、のサイクルを回しましょう。
2020年にビルボードチャート1位の瑛人「香水」も2019年にリリースされた楽曲です。日本で1番聴かれる楽曲になるのはリリースから1年後のことでした。そして、リリースされていなければ、バイラルヒットすることも、日本で当時1番聴かれる曲になることもなかったかもしれません。
リリースしたらすぐに聴かれるような魔法はありません。今の時代、アクションを起こしてすぐに有名になることはごく一部で、ほとんどのアーティストは、毎日毎日、一歩一歩、自分の道を歩み、その先に自分のサクセスを掴み取っています💪
「自分の楽曲を聴いてくれそうなリスナーはどこにいるのか?」
あなたの作品を見つけてもらう工夫と行動量を増やして、どんどん新しいことにチャレンジしていきましょう!