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永井玲衣 "哲学者とひもとく「インディペンデント」"
こんな人におすすめ
永井玲衣 "哲学者とひもとく「インディペンデント」"のサムネイル

「I-DEFY」( = I-D [Independent] + DEFY [権力になびかない])では、インディペンデントなバックグラウンドを持つゲストを毎回迎え「今の時代のインディペンデントとは?」をテーマに、MCの武田俊(編集者/メディアリサーチャー)とトークを展開。トークを通じて今の時代にアップデートしたアーティスト活動を行うための幅広い知見や気づきをシェアします。この回では永井玲衣さんをゲストに迎えてお届けします。

 

永井玲衣 プロフィール

哲学者。1991年、東京都生まれ。学校・企業・寺社・美術館・自治体などで哲学対話を幅広く行っている。哲学エッセイの連載のほか、坂本龍一・ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文主催のムーブメント「D2021」などでも活動。著書に『水中の哲学者たち』(晶文社)。詩と植物園と念入りな散歩が好き。

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哲学者とひもとく“インディペンデント”

哲学者の永井玲衣さんは、大学や研究所に所属せず「フリーランス」で活動する理由を語ります。従来の大学に所属するキャリアパスとは異なり、インディペンデントな道を選んだ背景を説明。組織に属する安定性と独立するリスクを比較し、特に哲学者としての独立の意義を強調しています。永井さんの活動の中心となる「手のひらサイズの哲学」のコンセプトを紹介し、その実践方法についても詳しく解説。さらに、人々と共に考え、対話する場を作ることの重要性を強調し、哲学を身近なものにするための活動に取り組んでいます。

 

哲学対話を実践 ① “インディペンデントとは”

永井さんは勝ち負けを決めるのではなく互いに考えを深めることの大切さに触れます。対話のルールとして、「よく聞くこと」「自分の言葉で話すこと」「人それぞれで終わらせないこと」の3つの約束を紹介。彼女がインディペンデントを選んだ理由や背景、フリーランスとしての経験を共有しながら、組織で働くことと独立して活動することの違いを語り、自由と責任のバランスの重要性を述べます。また、インディペンデントアーティストのケアラーとしての役割を説明し、支援の重要性を語ります。

 

哲学対話を実践 ② “インディペンデントとは”

永井さんは、大企業に所属しながらも自身の独自性を発揮することの重要性を感じています。ペーパーワークを他者に任せ、専門的な仕事に集中できる環境が大切だと強調。インディペンデントとして活動する難しさも語り、請求書の管理や確定申告などの事務作業が増える一方で、それらを通じて得られる知識の大切さにも触れています。自らの体験が創作活動にどう反映されるか、それがアーティストとしての成長につながると語ります。さらに、インディペンデントとメジャーの垣根が曖昧になり、成功者像が変わってきている現代の音楽業界の状況にも触れています。

 

About I-DEFY

「I-DEFY」の背景

「インディペンデントなアーティストが地上波に出演し、チャートのトップにもなる現在。 DX、個人の発信力の高まりにともない、大きな資本に所属せずともサスティナブルなアーティスト活動が可能な時代が到来しました。 メジャーとインディペンデントの垣根はある意味なくなっています。 しかし、ドラスティックな変化でもあるため、アーティスト自身が、独力、インディペンデントなスタンス、DIYで今の時代にあわせて無理なく活動するロールモデル、知見は世の中にまだ多くはありません。 そんな状況の中、I-DEFYではインディペンデントなバックグラウンドを持つゲストとともに『今の時代のインディペンデントとは?』をテーマにトークし、アーティスト/クリエイター/リスナーへ新たな知見をシェアしていければと考えています」

 

 I-DEFY Credit

Produce : TuneCore Japan
MC:武田俊(Media Researcher / Editor)
ロゴクリエイティブ : STUDIO TOKOYO(koh、たかくらかずき)
Intro : 「All for Independence (Type-B)」(Composer / ES-PLANT)

 

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